コンテンツ

努力の先に

”結果を出す”個別指導として実践していること

成績向上のためには、妥協のない努力が必要です。とりわけ現状で学習が遅れている生徒さんの場合は、かなりの苦労をしなければならないのは避けられない事実だと思います。

『勉強が好きになる』『楽しく勉強』『無理なく勉強』など、多くの学習塾で使われているキャッチフレーズに魅せられてしまうのも、何とかその苦労から少しでも早く逃れたいという生徒さん、保護者様の思いがあるからではないでしょうか。 我々の答えは違います。我々の答えは「早くその苦労から逃れたいのであれば、早くその苦労に立ち向かわなければならない。」ということです。学習が遅れている生徒さんの多くは、学習が遅れているだけではありません。学習に対する意欲、集中力、ノートの取り方、整理整頓、時間感覚、問題意識、多くの点で周りに差をつけられている場合が多いのです。

「慣れるまでは無理なくゆっくり教える。」それは優しそうに見えますが、本当に責任のある指導と言えるのでしょうか。その生徒が目標を持って塾に来てくれているのなら、預けてくれる保護者様にこのくらいになってほしいという願いがあるのなら、それを出来るだけ早期に実現するのが学習塾の使命だと我々は考えます。そのためには、多少の無理は必要です。無理のない学習で周りに追いつけるのならば、無理のない学習で目標を達成できるのならば、その生徒さんに学習塾など、もともと必要ないでしょう。

努力が普通になった先に、大きな収穫が待っている

「うちの子はそんなに努力できないんじゃないかしら・・・」そう思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、当塾の指導についていけなくて塾を去ってしまわれる生徒さんは数年に1,2名です。ほとんどの生徒さんが辛くても何とか乗り越えてついてきてくれています。はじめは、大変だった努力がいつしか普通に変わっていくのです。そして、努力が普通になった先に、大きな収穫が待っているのです。

「塾の勉強が大変すぎるから辞める。」のなら、我々に悔いはありません。しかし、「成績が上がらないから辞める。」と言われることだけは、我々は絶対にあってはならないことだと考えています。塾生をつなぎとめておくためのいろいろな施策は我々は一切行っておりません。我々が塾生をつなぎとめておくための唯一の手段は、「成績UP」なのです。もちろん、目先の成績のことを言ってるのではありません。我々は指導一本で、ここまで生き残ってきた学習塾なのです。

最後に、私見になりますが、「楽しく勉強できる」「勉強が好きになる」という言葉はあんまり好きではありません。そもそも勉強とは、楽しくなければやらなくてよいのでしょうか。好きにならなければやらなくてよいのでしょうか。私は一介の塾の講師です。偉そうに生徒さん達の将来について意見することはできません。しかし、「楽しくなくても乗り越えなければならないこと」「辛くても我慢しなければならないこと」は、将来多くの生徒さんが経験することだと思うのです。そうであるならば、嫌いな勉強、辛い勉強を我慢して乗り越えることは、多くの生徒さんにとって素晴らしい経験、とても大きな宝になるのではないかと思うのです。