酷暑の今夏にあたって

自分の周りでは、今年になって新型コロナウイルスに感染したり、濃厚接触者となる人の数が増加している。とても気がかりな事である。

新型コロナウイルスの感染収束は依然、見通せていないが、経済社会活動の再開は徐々に進んでいる。感染防止対策を巡っては、専門家からは「飛沫感染」や「接触感染」よりも「エアロゾル感染」(空気感染)を防ぐため換気を重視すべきだとの指摘が出ている。
これまで2年以上にわたって、人々が熱心に取り組んできた消毒は必要なのだろうか。パーテーションは?
重症者数の減少、ワクチン接種の進展もあり、社会経済活動の再開が進む。多大な時間を費やす消毒については、専門家から「接触感染の可能性は低く、不要だ」との意見も出ている。 

ところがである。ここにきて「新型コロナ第7波到来」発言も飛び出してきている。
それもそのはず、全国で5万人近くも前週に比べ感染者が増加しているからだ。
増加の要因は、ワクチン接種などで得た免疫の働きの低下と、オミクロン株の新系統「BA・5」の拡大とされる。また、全人口に占めるワクチン接種率は1回目、2回目の割合と比べ、3回目はかなり低いらしい。

人々の意識は「ポストコロナ」に向かいつつあるが、今夏の酷暑を考えれば、感染再拡大の恐れは依然残る。 脅威にさえ思える。
感染対策は、何をどこまで続ければよいのか非常に悩む。
誰もが納得する「正解」は見えていない。

折しも明日は、参院選選挙投票日。
参院選で各政党はコロナ対策の公約も盛り込んでいるものの、「感染抑止」と「経済」のどちらを重視するかとの質問項目では、「経済重視派」の候補者が所属する政党が多いらしい。

こうした現状を考えると、4回目のワクチン接種が近づく我が身ではあるが、
今夏の酷暑の中で節電要請も加わり、熱中症予防・コロナ感染防止対策と「もう、一体どうしたらいいのかわからない!」・・・。