脱・スランプ!

中学生も高校生も模試や定期テストが連続で行われ、その結果が返却される時期になりました。

この時期になると、いわゆる「スランプ」状態に陥る生徒が少なからず出てきます。

きちんと勉強しているにもかかわらず、成績が伸びなかったり、以前はできていたことができなくなってしまったりという状況に苦しんでいる生徒もいると思います。

スランプをみなさんは経験したことはありますか。

スランプを脱出するには2つのことを意識してください。

1つ目は「自分の勉強をもう一度点検する」です。 これは勉強の内容というよりも姿勢や態度のことです。
テレビを見ながら、音楽を聞きながらのながら勉強。すこし勉強、スマホのチェック、またすこし勉強など、集中力が欠けた勉強はしていないか。時間を有効に使えているかなど。すこしでもより良くできる所があれば、すぐに改善しましょう。

2つ目は「続けること」です。いま取り組んでいる勉強を「まだ結果が出ていないだけ」と信じて続ける。
それがいちばん大切です。やめてしまったらそれこそ成績が上がるはずもありません。

これまでの卒業生を見ていると、成績が比例のグラフの様に上がる子はほとんどいません。
むしろ数カ月横ばいの後、一気に上がる、というケースが多数派です。

基本的に成績の伸び方というのは、きれいな曲線や直線を描くものではありません。停滞や後退を繰り返しながら、少しずつ伸びていくという人の方が圧倒的多数です。
ある意味で、停滞や後退が一定のタイミングでやってくるのはちゃんとやっている証拠でもあります。
勉強が進んでくると、自分の中に蓄積される情報量がどんどん増えていきます。そうすると、知識が少なかったときには考えもしなかった「選択肢」が自分の中に出てきます。そのため、これまでは迷いもしなかったようなところで余計なことを考えてしまったり、今までならやらなかったようなことに手を出してしまったりということが起こります。いわゆる、知識が散らばった状態です。
これは、おそらくどのような教科であっても共通する事柄ではないかなと思います。また、学力レベルに関係なく、どのようなレベルであっても起こるものでしょう。

 

必ず結果はついてくると信じて続けましょう。

※ちなみに勉強しないのに成績が上がらないと嘆くのはスランプではありません。ただの勉強不足! 😮