ゴールデンウイークの落とし穴

あと10日で、平成から令和に変わりますが、「れいわ」という言葉も少しづつ馴染んできた感じがします。
それに伴い、今回のゴールデンウイークは10連休という過去に例の無い大型連休になります。

サービス業の従業員は出勤が大変ですし、官公庁や金融機関、大企業も10日も休業している間に何が起こるか分からないのでそれはそれで大変です。
学校は休みになりますので、サービス業にお勤めのお母様には困りものです。
塾はサービス業ですが、原則日祝は休みなので「こういう時こそ塾はやって欲しい」という声が聞こえてきそうです。
いかにめでたい天皇即位の祝日とは言え、月謝を頂くのが申し訳ないというものです。
と言うより、子供達に10日間も勉強の空白期間を作ることが大問題と考え、30、6日の2日間は通常通り授業することにしました。

それはそうと、全国的に見ても今年は中学校の中間試験が無い学校が多いそうです。
ただでさえ新学期は本格的に授業を始めるのが遅く、いつも中間試験の範囲は狭いのですが、今年はそれに加えて10連休・・・。
3学期の期末試験があったのが2月の半ばでしたから、どうかすると5ヵ月間ボーっとしている生徒がいるということです。
5ヵ月間遊んでいたツケは間違いなく、確実に次の期末試験の結果に表れることでしょう。
中間試験が無い分、内申点の三分の一が期末試験一発で決まります。
これがゴールデンウイークのとんだ「落とし穴」という訳です。

危機感も持たず、やれ「10連休!」だの「中間試験がない!」だの調子こいて遊びほうけているとどうなるか。
子供の好き勝手に遊ばせるならそれも結構でしょう。
ただし覚悟しておいたほうがいいですよ。
このゴールデンウイークは成績に差をつけることが出来る、文字通りの“ゴールデンウイーク”になると賢明な方はお分かりだと思います。
落とし穴に嵌る生徒が当校にいないことを願っている塾長なのでありました。