夏の終わりに想う

 まもなく8月も過ぎ行こうとしているが、ここ数日の暑さはどうだろう。日中はおろか、夜間までエアコンを付けないとやっていられない。
当分は涼しくなりそうもないこの気候の中、現在、新型コロナの状況も酷いことになってきている。

 今、最も懸念されているのは 学校内感染だと言う。それと言うのも、最新の報道によれば 感染拡大は、これまでよく耳にしてきた飛沫感染より、実際は空気感染によるものが大であるとの研究結果がでているからである。教室内で子供達が感染し、それが家庭に広がっていくであろうことは素人でも容易に想像がつく。まさにデルタ株による災害となりつつある。どのような学校対策がなされていくのか、注視して行きたい。

 医療が崩壊しかかる中、自宅療養という名の放置政策によって数々の救えなかった命の報道を耳にし怒りや恐れ、悲しさに心が囚われてしまう。一年半以上、この状況が続き、今後、いったいどうなっていくのか、いつまで続くのか、まだ、世界の誰も明確な答えを持ち合わせていない。人智には限りがあると言う事だろう。

 幸いなことに個人的には、身近で感染したという例をいまだ聞ていない。とは言え、油断は厳禁だ。いつ自分事になるやらわからないのである。それで今、出来る限りの感染防止対策をとるのは自分と他者を守る責務と言えよう。手を緩めてしまいそうになる、その油断を是非とも避けていきたいと改めて決意する、夏の終わりである。